Home > おうちでできる構造解析 > 番外編~HKL2000 空間群の決定~
-おうちでできる構造解析 番外編-
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pointlessで決定する方法とPhaser(分子置換プログラム)で空間群を決定します。例ではとりあえずP222で処理したデータの空間群を決定してみます。
P222,P222
1,P2
12
12,P2
12
12
1のいずれかになりますが、まだ答えは決まっていません。
pointless
- pointlessの起動
"Data Reduction and Analysis" サブメニューにある "Import Unmerged Data(pointless)" をクリック
- pointlessの実行
1."Determine Laue group"にチェック
2."Input reflection file type:"のプルダウンから"scalepack file"を選択
3.HKL2000で出力した.scaファイルを入力
- 結果の確認
P212121であることが分かりました。
Phaser
- Phaserの起動
"Molecular Replacement" サブメニューにある "Phaser MR" をクリック
- Phaserの実行
1.Scalepack2mtzで出力した.mtzファイルを入力
2."Run Phaser with"のプルダウンから"all alternative space groups"を選択
3.モデル分子の.pdbファイルを入力
4.相同性を入力(0~100%)
5.アミノ酸配列(.fastaファイル)を入力
6.非対称単位中の分子数を入力
- 結果の確認
P212121で解が得られました。