Home > PyMOL > 二次構造の割り当て(DSSP)
PyMOLでCartoon表示したときに表示される二次構造は、実際と異なることがあります。
(実際は二次構造を取っているのにloop構造で表示されたり・・・)
ここではDSSPを用いて、PDBファイルから二次構造を見つけて出力する方法を紹介します。
PyMOLプラグインとバイナリファイルのダウンロード
- DSSP Stride
の右上の "plugins/dssp_stride.py" をダウンロード
- DSSPの左 "Download" の
ftp://ftp.cmbi.ru.nl/pub/software/dssp/
から、dssp-2.0.4-win32.exeをダウンロード
↑リンク切れのためこちらからどうぞ。dssp-2.0.4-win32.exe
PyMOLプラグインのインストール
- PyMOLを開く
- "Plugin → Manage Plugins → Install"からダウンロードしたplugins/dssp_stride.pyを選択
- PyMOLを再起動すると、"Plugin" に "DSSP & Stride" が追加されます。
DSSP
- PyMOLでPDBファイルを開きます。
- "Plugin → DSSP & Stride" からプラグインを開きます。
- PyMOL selection/objectに目的のオブジェクトを指定
DSSP binary:にdssp-2.0.4-win32.exeを指定
- "Run DSSP" をクリックした後、"Update ss"をクリックすると、
DSSPの結果に従い、二次構造が変更されます。
↓↓↓
- 色の変更
"Update color"をクリックすることで、二次構造に応じて色分けすることができます。
手動で二次構造を変更する
alterコマンドを使用して、二次構造を変更します。
へリックスに変更する。
alter 対象, ss='H'
ストランドに変更する。
alter 対象, ss='S'
ループに変更する。
alter 対象, ss='L'
alterを実行した後、
rebuild
で二次構造を変更することができます。
例えば、Chain Aの残基番号10から15をストランドに変更する場合は、
alter (resi 10:15 and chain A), ss='S'
rebuild